川崎市は東京都と横浜市の間に位置し、利便性の高い街として知られる。川崎市の中央に位置する東横線武蔵小杉駅周辺は、以前京浜工業地帯の一角として工場やその社宅が多いエリアだったが、バブル崩壊以降、工場の撤退や移転が相次いだ。その跡地に再開発が進められ、タワーマンションの建設と商業施設等の都市基盤の整備が行われた。同様に川崎駅西口も、工場地帯跡地の再開発で大型商業施設ができ、その周辺にタワーマンションの建設が集中した。これらの再開発と首都圏へのアクセスの良さが、子育て世帯を中心に川崎市での住宅需要を高めたと考えられる。