沖縄県豊見城市は那覇市の南に隣接している。1972年の沖縄返還・本土復帰ののち、那覇市のベッドタウンとして急激に人口が増加し、2002年に自治体として初めて村から市制施行された。市制施行以来、埋立事業や企業誘致が成果を収めたことで企業数と人口が増加している。豊見城市の合計特殊出生率は1985年からの30年間2.0前後で推移しており、全国平均1.3～1.4を大きく上回り、比較的若年世代が多い。その豊見城市においても、2025年と2050年のグラフを比較すると人口総数・年少人口割合が共に低くなることがわかる。現時点で人口増加をしている地域においても、将来的に人口減少と少子高齢化が進むことが予測される。