石川県野々市市は、隣接する金沢市のベッドタウンとして発展した。城下町として知られる金沢市は、従来から市街地の人口密度が高いものの、背後には山がせまり、海側に低湿地が多いなど、大規模な再開発が困難な地域であった。一方、野々市市は全域が扇状地の下部に位置し、大学や郊外型大型店の進出といった開発が行われやすい地域であり、生活環境が整っていることから子育て世帯の移住も多くなっている。野々市市は赤いグラフが狭い地域に密集しており、多数の小売店が進出し、利便性が高いコンパクトシティとなっていることが読み取れる。